流通する醤油の95% が脱脂大豆からつくられていた23年前、地元の穀物で醤油をつくろうと但馬産の大豆と小麦で無添加国産丸大豆醤油に挑戦したのが大徳丸大豆醤油のはじまり。以降、但馬での大豆の生産量が少なくなり、今では主に熊本契約栽培大豆などを使用しています。もう一度原点に戻り兵庫の生産農家と共に取組んだのが兵庫づくしの丸大豆醤油」。県内の” 耕す人びと” が心をこめてつくった大豆と小麦を県内の醤油蔵でじっくり時間をかけて醸造、地産池消の想いを込めて販売します。
| 大豆 |
 赤穂市松田光司さん・静さん | 大豆の生産者は赤穂市有年の松田光司さん・静さん。” エコファーマー” や”ひょうご安心ブランド” を取得し、専業農家として家族で農業経営を成り立たせるため精力的な取り組みを行われています。緑肥栽培による土壌づくりや、フェロモントラップなどを行い、減農薬栽培で大豆をつくられています。大豆の品種は「夢さよう」。この品種はもち大豆とも呼ばれ煮たときにもちもちとした粘りが特徴の大豆です。(※” もち大豆” は上月町が商標登録を行っているため使用できません)12 月には兵庫県内の農産物を生かした加工品作りに取り組む個人や団体を表彰する「ひょうごの農とくらし研究活動コンクール」で松田静さんが最優秀の県知事賞を受賞されています。 |
| 小麦 |
 中谷農事組合組合長宮本和彦さん | 小麦は但馬の穀倉地帯、通称「六方たんぼ」でコウノトリを育む農法に取組む中谷農事組合がつくっています。冬は雪に閉ざされ、夏は雨が多い地域での小麦の作付。畑の中に幾筋も溝を掘りながら排水を行っています。コウノトリを絶滅させたのは農家だという教訓から、減農薬の「コウノトリを育む農法」を続けてきた中谷の農家には自信が蘇っています。米、麦、そば、そしてコウノトリの餌場をつくるための冬期湛水を繰り返しています。中谷の小麦は全量、大徳醤油の蔵で醤油の原料となっています。 |
| 天然醸造 |
| 人は体にいいものをおいしいと感じるようです。天然醸造の醤油は温度管理や別途培養した酵母を加えることなく、四季の温度変化のなかで微生物が自分たちに良い環境をつくる活動の中で生まれます。微生物に良いものは人にも良いもの。天然醸造の醤油には単にうまみやあまみが多いというだけでなく、醤油本来のおいしさが隠されています。大徳の醤油は微生物の環境づくりを考え、地元大屋の杉を張り詰めた蔵で醸造を行っています。 |